神野山・鍋倉渓
2004年 11月 28日
月ヶ瀬から程近い山添村の神野山。
山腹にある鍋倉渓はいっぷう変わった景観で、とても目を惹きます。
大小の岩が幅平均25m・長さ650mにわたり、黒い水が流れるかのごとき川を作りあげているのです。
このような光景を見ることが出来るのは神野山でもここだけ。
この岩石、なんでも、伊賀の天狗と神野山の天狗がけんかをして投げ合った岩らしいです。
というのは、この地に残る伝説。
実際は風化現象によるもので、神野山を形作っている角閃斑レイ岩の特に固い部分が風化に耐えて岩石のまま残り、その後の地形の変化などの要因で、このような特異な景観が出来上がったと言うことです。
この渓谷の下には、鍋倉渓湧水が伏流水として流れています。
黒い岩石の川の下を本当の川が流れているだなんて・・・!
最初の写真は、鍋倉渓を跨ぐようにして横切る道路から、山頂へ向かって写したものです。
そして、二番目の写真は、山裾に向かって写したものです。
彼方に大和の山並が望めます。
そして、もうひとつ、この鍋倉渓には岩にまつわる壮大な説があります。
それは、古代たなばた信仰、です。
夏の夜空を彩る星座の中でも、ひと際目を引く白鳥座のデネブ・こと座のベガ(織女星)・わし座のアルタイル(牽牛星)。
そして、天の川。
この天の川と三つの星を地上に写し取った場所。
それが、神野山にあるこの鍋倉渓・王塚・天狗磐・八畳磐ではないか、というのです。
古代より、神として信仰の対象とされてきた神野山。
残された謎は多いのですね。
いつかは、磨崖仏や信仰の対象となった巨石なども追ってみたいと思っています。
興味のある方はこちらも・・・。→→→「山添村いわくら文化研究会ホームページ」
先日紹介した埋蔵金の本、山梨の事なのですが「石」がでてきます。北斗七星とか、陰陽師とか修験道とか帰化人とか…。
「神野山」って名前も何かいわくありげですね。
万願寺さんはミステリーハンターを目指してるのですね。
こんなところがあるなんて。日本でも珍しいのでは?
これ有名ですか?私が知らなかった?
自然現象というより、天狗のけんかって言うほうが
なんか楽しくなっちゃいますね♪
巨石にまつわる伝説、洋の東西を問わず、ありますよね!
身近にあるとなおさらに心惹かれます。
絶対、何かがありますよ!
ふふふ、ミステリーハンターですか?それ、いいっ!
世界で不思議を発見しましょう!
でろさんはトレジャーハンター、ですね。お宝を探してください!
すごいでしょ!
私も、すごいっ!、って思いましたもん。(笑)
いやぁ、あんまり有名ではないと思います。
奈良の人でも、アウトドア派以外はどうかなぁ?
少なくとも、私の身近には知っている人はいませんねぇ。
休みの日にうろうろ山の中をうろつく楽しみ。いいんですけどねぇ。。。
あははは、そうですね。
案内板に天狗が石を投げ合ってるイラストが書いてありましたよ!
なんだか、「まんが日本昔ばなし」の世界ですよね。
こういうのって大好きです。
星空もきっと美しいんだろうなあ・・
うんうん、そうそう!
万願寺は京都発ミステリーハンターを目指しますが、
hirosawaさん、あなたこそは空飛ぶミステリーハンター!!!
神秘的って言葉がピッタリなイメージがします
ほんとに・・・、偶然、という言葉だけでは片付けてしまいたくないような、そんな気持ちになること、あります。
気の遠くなるような時間の流れ。それだけで、もう、奇跡だと思います。
それにしても面白い景観ですね。
あはははは、こんなケンカ、巻き込まれたくないですね。(爆)
山中に忽然として現われる黒い川です。
この辺りではここだけ、っていうのが不思議なんですよね。
やっぱり、天狗・・・???